学会などと言うと、その道のプロたちが集まって、何やら難しい事を話し合う、そんな高尚なものだと思っていたので、知り合いの学芸員(Y氏)の方から「鳥学会で発表しないか」と声をかけられた時は、正直戸惑った。そんなの、自分ができるはずがない・・・。しかし、前から興味はあったし、この機会を逃すと一生行けないかもしれないと思い、思い切って「出ます!」と言った。
なんでも、鳥学会で「高校生ポスター発表」というのができたらしい。当時の私は高校のバードウォッチング部に所属していて、部で現在まで調査した累積記録(十数年分!!)を発表しようかと考えていた。しかし、その話をいただいたのが6月11日で、発表要旨を学会に7月1日までに送らなければならなかった。つまり、1ヶ月もない・・・。その記録は膨大な量だし、テスト期間中だったのでかなりキツかった。そんな時、Y氏から「カワウの記録を出したらどうか。今注目されているし、1種だけなら何とかなるのでは」という適切かつ素晴らしい意見をもらった。そこでカワウに的を絞り、Y、O両氏の助けもあり(というかほとんどY、O両氏によって)、要旨は1週間弱で完成した(後から調べると高校生枠は提出期限が2週間ほど後だったのだが・・・)。
特別に学校から旅費等が全額支給され、東京で行なわれる学会には私を含め部員2名(これで全員)と部顧問の先生の3人で行くことになった。
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